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第5回がんちゃん国際フォーラム「アメリカニューオーリンズからみた東日本大震災と復興支援」(7/12)を開催しました(報告) (2011.07.15 掲載)


▲楠田弘子先生
 
▲がんちゃん国際フォーラム講演会

岩手大学国際交流センターでは、7月12日、工学部テクノホールにおいて、第5回がんちゃん国際フォーラムを開催しました。

 アメリカルイジアナ州弁護士で、ロヨラ大学ロー・スクールのリーガルクリニック助教授である楠田弘子氏が「アメリカニューオーリンズからみた東日本大震災と復興支援」をテーマに講演を行い、学生、教職員および市民約100名が参加しました。

 楠田氏は、ニューオーリンズ市在住。東日本大震災後、ニューオーリンズ日本人会ほか団体とともに、被災地ボランティア支援のための基金NOLA Japan Quake FundNOLAはルイジアナ州ニューオーリンズの略称)の立ち上げに中心的にかかわり、現在、同団体のリーガルアドバイザー。同市市長の募金協力の呼びかけに応じた市民からの募金が同基金に集められています。

講演で楠田氏は、20058月末のハリケーン・カトリーナによる堤防崩壊で大洪水の被災地となったニューオーリンズの被災状況や救助の様子について写真を用いて説明し、貧困層、高齢者、障がい者などの災害弱者と呼ばれる層が逃げ遅れて大きな被害を受けたことや、被災地からの転出によるニューオーリンズの人口減少問題や人種差別などを含む社会問題について紹介がなされました。

さらに、同市の復興の歩みとして、被災の経験をふまえ、連邦・州・市政府や市民団体等が関与して、自主避難能力に欠ける3万人以上の市民を対象に、強制避難命令発令から36時間以内に無料で避難を完了させる市民避難計画が策定されたことや、ハリケーン・カトリーナで住居が被災したルイジアナ州民を対象とした米国史上最大の住居再建プログラムが実施されていることなどが、紹介されました。

最後に、楠田氏自ら今回の来県中に、宮古、陸前高田、大船渡の被災地の行政やボランティア団体を視察し、実際に岩手大学の学生団体とともにボランティア活動にも参加した経験を踏まえ、「行政、NPO、個人などが必死に再建に取り組んでいる。横のつながりをつくり、一緒に力を合わせればさらに良いと思う」と述べました。

<本件についての問い合わせ> 国際交流センター 早川 gkforum@iwate-u.ac.jp